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福岡管区気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
阿蘇山では、火山活動のさらなる活発化は認められなくなりましたが、引き続き中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。
阿蘇山では、本日(29日)、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1000トン(前回(17日)500トン)と、前回と比較して急激な増加はみられませんでした。
27日10時頃から火山性微動の振幅が増大し、27日14時頃にはさらなる増大と急激な減少がみられました。その後、振幅は増減を繰り返しながら大きな状態で経過しましたが、昨日(28日)に入り低下傾向がみられ、20時過ぎから小さな状態で推移しています。
昨日から本日にかけて、中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。
地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
阿蘇山では、火山活動のさらなる活発化は認められなくなったことから、火山の状況に関する解説情報(臨時)の発表はこれで終了します。
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html