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福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
11月27日から12月4日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
GNSS連続観測では、硫黄山近傍の一部の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが継続していますが、10月頃から鈍化しています。
硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が最高で300mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いていますが、特段の変化は認められません。硫黄山の西側500m付近では、高さ20mの弱い噴気を観測しました。
硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
火山活動に低下傾向が認められますが、硫黄山火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html