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桜島:火山の状況に関する解説情報(第014号)

2月14日20時10分
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 南岳山頂火口では、本日(14日)18時33分に爆発が発生し、噴煙が火口縁上5000mまで上がりました。

南岳山頂火口では、本日(14日)18時33分に爆発が発生し、噴煙が火口縁上5000mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は5合目(南岳山頂火口から1300m)まで達しました。
 桜島で5000m以上の噴煙を観測したのは、2020年8月9日05時38分に南岳山頂火口で発生した爆発による5000m以来です。 
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後噴火活動が活発化する可能性があります。今後の火山情報に注意してください。

南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html

  • 登録日 : 2024/02/14
  • 掲載日 : 2024/02/14
  • 変更日 : 2024/02/14
  • 総閲覧数 : 20 人
Web Access No.1654791